伝統構法ブログ

伝統構法って、どんな構法!?在来構法と何が違うの!?  伝統構法の今を伝えるブログ「伝統構法ブログ」

小坂建設株式会社

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木材の生育過程♯2~クローネ巾を確保する。~

木材の生育

木の生長にともない、枝はどんどん横に広がっていこうとします。
その時、地中の根も同様に広がっていきます。
もし間伐をしなければ、枝だけが横に広がり、根は途中でいきづまり、十分に木を支えられなくなります。
やがて、根は土をつかみきれなくなり、その土は雨でながされ、木が倒れ、山が崩落します。

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間伐作業は、僕も体験しましたが、とても重労働です。
しかも伐採したばかりの木は、水分をたっぷり保持してて、重い、重い。

戦後に植樹した木が、今、成木になっています。
木はおよそ65年で成木となりますから、今がぎりぎりの時期に来ています。
林道をたくさん作って、間伐作業を効率よくできるようにしてほしい。

今、山の厳しい実情に対し、各地でさまざまな取り組みが行われています。
森林塾の取組みを見てみる

また、山林を手入れする際の、間伐した木を天然乾燥させ、伝統構法に生かす取組みも行っています。
山の自然が保たれれば、川も海も空気もみんなきれいになります。

そして伝統構法は、まっすぐな木も、曲がった木も自由に組むことができ、みんな生かすことができます。
だから、僕は大好きなんです。

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森林塾通信から
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