釘や金物に頼らない構法

木だけで作るから本物になる

日本で生まれ、代々受け継がれて来た「伝統構法」

伝統構法を選ぶ理由 〜自然と共生する考え方〜

まずイメージしてみて下さい。
スケートリンクに箱を置きます。その箱を横から押すと、箱は氷の上をすべり、どこからどう押しても壊れる事はありません。
その箱を家に置きかえ、スケートリンクを石に置きかえます。

石場建ての家が地震に対応できる理由は、とても単純な発想です。
家は木と石の摩擦が働いている間だけ(震度3〜4程度)耐えれば十分で、それ以上の大きな地震に対しては、すべって逃げます。
また、復元力にも優れた伝統構法は、大きな地震に何度でも耐えることが可能になります。

戦後の家づくりは、アンカーボルトで地面と家を固定してつくる為、地震の力を全て家が受けることになり、大きな震災の度に、想定の見直しを繰り返しているだけです。
しかも筋違や金物に頼った構造に復元力はありません。
このような発想は、自然と対決している発想で、本来、先人達が自然との共生を選び、熟成させてきた日本の住宅文化とは異なるものです。

千年以上、伝えられ受け継がれて来た技法

木を生かして作る

木と木の接合方法は、継手(つぎて)、仕口(しぐち)と呼ばれ、それらは長い年月をかけて開発され、職人の手に受け継がれてきました。
そこには、今もプレカット技術では作ることのできない、多くの優れた技法があります。

この技法を適材適所に使う事によってボルトやナットと違い、木そのものが締まり、一体となって長期間に渡り耐力を維持します。そこには、木を部品として扱うのではなく、『木を木として扱う』事により、先人の知恵と、それを受け継ぐ職人の真心が宿り、完成された構造体は、本物が持つ荘厳さと同時に、非常に安心感のある空間を醸し出します。

伝統構法による家づくりの事例

小坂建設の家づくり

  • 伝統構法の家
  • 地場の木で建てる家
  • 釘や金物に頼らない構法
  • 土壁・漆喰