- 一言(8)
- 伝統構法の家(95)
- 土壁・漆喰の家(1)
- 小柴見M様邸
- 篠ノ井T様邸(1)
相談予約・お問い合せはお電話または、フォームから承っています。
伊那市O様邸 ~敷土台による石場建て~
長野県伊那市富県。
市街地を天竜川が流れ、山あいに桜で有名な高遠城址公園があり、畑と田んぼが広がる風光明媚な地にO様邸が計画されました。
長野県の南にありながら標高が高い為、北信の長野市より夏が過ごしやすく、冬も北信より温暖でとても暮らしやすい所です。
住宅は平屋で、敷土台による石場建てが計画されました。
私共では、礎石の上に柱を建てていく造りを「石場建て」と呼び、古民家のように土台を敷き、その上に柱を建てていく造りを「敷き土台の石場建て」と区別して呼んでいます。
また、建築確認が一般住宅に適用される4号特例では許可がおりない為、限界耐力計算を行い適合性判定の認定を受けての申請となります。
古民家ように家の中に土間を造りたい場合は、この「敷き土台の石場建て」となります。
この「土間」ですが、のちに家の温熱環境にとても大きな役割を果たしていることを知ることになります。
また、施主さんの希望で、古材も取り入れて造ることになりました。
古材市場で良さげなものを選びました。
つづく