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伝統構法と薪ストーブ

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小坂建設について

完成見学会日程のお知らせと、k様邸に関する住宅性能について

完成見学会の日取りが決まりましたのでお知らせします。

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令和5年2月11日(土)、12日(日)
予約制
午前の部
①10:00~
②11:00~
午後の部
③13:00~
④14:00~
⑤15:00~

お申込みはメール又は、お電話(026-278-5115)にてお願い致します。

k様邸について、現行の基準に基づいた資料です。参考まで。

一次エネルギー計算結果.jpg


家に対する価値の基準のあり方を、このような器具や装備のみでしか評価しないとしたら、それはあまりにも貧しい。
長野県は独自に伝統技術と県産材利用に対し補助金をつけてくれた。大変ありがたいことです。

しかし、根本的な問題はかなり深刻な状況にある。
SDG'sを言いながら、国内の林業を守り育てる事は一切せず、土砂災害は後を絶たない。
太陽光パネルを強引に押し進める事に血まなこになるが、国内製造をあわせて後押しする事は、あれが無いこれが無いと言い訳を並べて全くやる気が無い。
そもそも自国のエネルギー自給率を上げることを目的としていないことがおかしい。ましてや再生に数十年以上かかる山林を削り太陽光パネルなど言語道断な話で、こんなことをまかり通す見識にはほとほと呆れ果てる。
電気自動車の推進はしても、水素エンジンの開発と普及は見て見ぬ振りをする。
私達が使うパソコンのソフトウェアも外国製品ばかり。食品の添加物、産地もますますわかりにくくなっていく。ついでに秋のさんまも守れない。
日本の技術者を守る事や、森林資源の活用のための林道はじめインフラ整備、ソフトウェア開発への投資、あらゆる分野でいくらでも世界をリードするポテンシャルがあるのに、政治は何もやろうとしない。
何を言い出すかと思えば、インボイス、消費税の引き上げ、、、あと20年もすれば、大工は日本にほんの少人数しかいなくなる状況であるにもかかわらず、大工育成のための補助金を打ち切り、貴重な育成の場が無くなってしまった。
米作りに至ってはさらに深刻な状況だ。中小の経営者たちが横のつながりをもって立ち上がるべき時が来たと思う。

家は長い歴史の中で建ち続けた建物から学ぶことがいちばん確実である事。
地元の木を使い、土から壁を作り、これらはやがて役目を終えたら再び土に還ってゆく。
置き屋根は、どんな断熱材よりも効果的に家を守る。
こういう作りを支える技術と、天然資源の循環こそ家の価値の基準となるべきである。


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