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断熱材は不要であることの確信
今日の安曇野はお昼前から雪が降り始めました。
玄関戸が付き、キッチンが付き、家づくりも完成間近です。
玄関戸がつくまでは、現場は吹きさらし状態に近く、とても寒かった。
ところが今日は違いました。玄関に入ると室内は暖かい。
何だこれは!土壁の養生のためストーブをたいています。
ストーブ一台でこんなに暖かいのか。
現場の棟梁によれば、部屋によっては、お日様の出ている日はストーブがなくても暖かいとのこと。
まさに土壁の蓄熱性能と熱容量の大きさによるところです。
この建物を設計する時、春分、秋分の日の太陽の角度から軒の出を決め、夏は建物の足元まで日陰にし、冬は壁面に多くの日射が当たるようにしました。そのため、南面であるにもかかわらず、窓より壁を優先して作った部屋が、棟梁の言うストーブが無くても暖かい部屋となりました。